適当なパーツを組み合わせて、$100くらいで15インチのFullHDモニタを組み立ててコンパクトに使う

iPadのRetinaな液晶を流用してhiDPIなモニターとして使うというネタに続いてになりますが、Retina以外のディスプレイでもLVDSなやつであれば意外と簡単に自作というか、パーツ集めて使うことができるというネタを書いてみます。なんか妙に好評だったしというのもありますが。

というわけで、今回は、普通?のLVDSのモニタと各種入力をLVDSに変換してくれるボードを組み合わせるパターンを紹介。

言い換えると、iPadのRetinaディスプレイを使うのは、一見するところでは、10インチなのに2048x1536っていう驚異的な解像度でっていう意味ですごく楽しげではあるんですが、まあ、驚異的な解像度ゆえのドットピッチの狭さを解決するためのdpiを高くすることの弊害も結構あったりするのとか、そもそも4:3って今となっては動画再生とかでもイマイチだよねとか、入力がDisplayPortオンリーというところで意外と環境も選ぶよなーとかいろいろデメリットというか微妙なところもあるので、もう少し他の使い勝手のよさげなサイズと解像度のディスプレイを別途組んでみようかというお話です。

早速ですが、使えるようにするまでに、入手するものは3つです。

  • お好みのLVDSディスプレイ
  • ディスプレイに合わせた制御ボード
  • (大抵ついてこないので)制御ボード用のACアダプタ

今回、とりあえず組んでみるディスプレイの条件は、できる限りサイズ(インチ)が小さく、解像度は1920x1080以上(アスペクト比は16:9 or 16:10)がいいなぁという感じで、適当にググりながら、いろんなサイトで探しました。「LVDS 1920 1080 15inch」とかそういう感じのキーワードを組み合わせてGoogleさんに尋ねるといくらでも出てくるので、他の条件でも見つかることも多いので、まずは良さげなディスプレイを適当に探しましょう。このとき、下記にも出てきますが、合いそうな制御ボードも手に入れられそうな雰囲気のやつがオススメです(というか、メジャーな感じで個人でも手に入れられるようなディスプレイは大抵制御ボードも誰かが売っている気がします。)

で、結局私が選んだのは、

15.6inch full HDLaptop screen B156HW01 V.4 B156HW02 V.1 B156HW01 V.7 B156HW01 V.1 LP156WF1 TLA1 TLC1 TLB1 1920x1080 display

ってやつで$59でした。どうも、1920x1080の解像度までいけるっていうのをさがすとなかなか15.6インチ以上は少ないっぽく、15インチのもので妥協しました。できれば、13インチくらいのノートPCに使われてるのとかないかなーと思ったんですが、さすがにあんまり出回ったりはしていないようで。さすがにまだそういう時期じゃないって感じなのでしょうか。

で、制御基板を探すのは結構簡単で、「B156HW01 LCD Controller」くらいでググればざくざくと出てきます。これで出てこなくても、LVDSを受けてくれるディスプレイでコネクタが合えばピンアサインも一緒の場合が大半のようなので、場合によっては、つなげば動いちゃうかもしれないようです、が調べるのも含めて、めんどくさいし、リスクもあるんで素直にサポートしてるよーっていうディスプレイと基板を買っちゃうのが楽でよいとは思います。

今回はこちらの制御ボードも

Aliexpress

で$35。HDMIなしだともう少し安いのもあるっぽかったですが、まあ一応HDMIのレシーバーも載ってそうなやつにしました。

結局、今回も買うのがAlibaba系に統一されてしまいましたが、China Post Airを使えると大抵送料が安い(というか、無料の場合が多い)んですよね。そうなると、到着がのんびりでいいという条件であれば、Aliexpress or Alibabaで買うパターンが多くなりがちです。普通のECサイトだと、EMSとかDHLとかFedex使っちゃうとそれだけでいい値段の送料が吹っ飛んでいくので。

これに、適当なACアダプタ(12V5A)は部屋に転がってるものを流用して終了です。ボードには12V2Aあると動くよという説明がついてましたが、とりあえずコネクタの径が合うやつがこれだったので容量大きめ、サイズも大きめですがそのまま使ってます。

これだけ用意して、あとは、LCDの背後のコネクタに制御ボードのケーブルを接続して、ACアダプタつないでPowerボタンを押せばさくっと表示されるはずです。とりあえず、アナログVGAを入力したらなんの問題なく表示されることを確認できました。LCDとの接続の30pinのコネクタは結構緩いというか、曲がってたりすることもあるようで接触に難があったりするようです。実際、送られてきたディスプレイのコネクタもちょっと曲がってたので適当にプライヤーで直しました。最悪、コネクタが死んでしまう(しまってる)こともあるので、そういうときは落ち着いてaitendoでケーブルを追加で買ったりしましょう。今回なら、これ です。こういうときのaitendoは定番ですね。

GB156HW01_01

というわけで、適当にWindowsが動いてるマシンのアナログVGA出力をつないだところ。写真ピントあってないけど雰囲気が分かれば。

15インチだと、1920x1080でもドットピッチが狭いということもなく、ほどほどの細かさで、常用するにはじつはこれくらいのサイズと解像度とドットピッチの組み合わせがよいのかもなーとおもったりしています。まあすでに周りはディスプレイだらけなのでどかで常用するかどうかというと微妙だったりするのですが。あと、入力がHDMI,DVI,アナログVGAのどれでも使えるし、HDMIのオーディオもアナログにして出してくれるようになっているので、DisplayPortオンリーよりは汎用性が高いのが良いですね。

B156HW01_Raspberrypi_scaled_01

RaspberryPiからのHDMI出力も適当にスケーリングしてくれます。普通の市販ディスプレイっぽい挙動ですね。

ちなみに、入手した制御ボードはなんというか、まんまディスプレイの中に入っていそうな挙動そのままで、ボタンが4つ接続できるボードも別途ついてきて、POWER MENU UP DOWNみたいにみたことある感じで並んだボタンになっています。実際、ディスプレイのメニューもまさにみたことある感じです。

ああ、あと、オーディオは元々ヘッドフォンジャックがついていたので使ってみましたが、かなりホワイトノイズがひどくてまあ使えるかというと微妙なレベルです。

で、筐体というか、固定方法をどうするか問題

例によって当然ですが、筐体なんて一切ないので、あとはどうやって固定するかを考えないといけないところですが、今回は会社で使えればと思っていて、そうするとなんとか天吊りにできないかなーと思案中です。なんかタブレットの車載用アームとかを流用して、両面テープでくっつけちゃうとかが実はよかったりするのかなーみたいなことを妄想しています。

サイズ的に実はiPadを縦に保持できるスタンドなら丁度はまるのでそういうので固定しちゃうのもありかも。ちなみに、適当に探して買ったやすいやつだとこういう感じになります。

B156HW01_Stand_01

毎度のことですが、周りが汚いのは気にせず。まあ、これでも実用としては特に困るわけでもないので、こんな感じの使い方もありかも。

というわけで

たぶん以前からアキバのジャンク通りとかで、モニター買って遊んでるような人にとっては常識かもしれませんが、こんな感じでいわゆる電子工作的な知識も必要なく、適当に合いそうなパーツを組み合わせれば意外に簡単に好みのモニターを手に入れることができたりします。制御ボードとかも割とディスプレイの型番さえわかれば意外と簡単に見つかるし、深圳あたりの業者さんが確実に作って小売りしてくれるので格段に入手性は昔より良くなってるのではという気もします。

というわけで、市販のディスプレイはそもそも好みに合わないしもっと小さめのやつが欲しいとか、どっかに組み込むために筐体いらんよという人はこういう風にディスプレイを仕立てるとよいのではないかというお話でした。